Satoshi Waguri

 

公立大学法人福島県立医科大学

医学部 解剖組織学講座

教授 医学博士

 

住所960-1295 福島市光が丘1番地

Tel024-547-1120

Fax024-547-1124

e-mail: waguri@fmu.ac.jp

URL: http://www.fmu.ac.jp

 

【略歴】

1988年筑波大学医学専門学群卒

1992年筑波大学大学院医学研究科修了

1992年岩手医科大学医学部 助手

1995年大阪大学大学院医学系研究科 助手

1997年フランスリール生物学研究所 研究員

2000年大阪大学大学院医学系研究科 助教授

2005年福島県立医科大学 教授

 

【研究課題名】

クラスリン被覆を介するリソソーム酵素の効率的選別輸送

 

リソソーム酵素はマンノース6リン酸受容体(MPR)によってトランスゴルジ網(TGN)からエンドソームに運ばれるが、この選別輸送にはクラスリンアダプター分子のAP-1やGGA (Golgi-localizing, gamma-adaptin ear homology, ADP-ribosylation factor-binding protein;哺乳類ではGGA1,2,3の3種類が存在する)の機能が重要である。最近、GGAとユビキチン化タンパク質の相互作用が同選別輸送に重要であるという報告がなされたが、その詳細は不明なままである。また3つのGGAが存在する意義もはっきりしていない。本研究ではGGAノックダウン細胞を用いて、哺乳類細胞におけるGGA-ユビキチン相互作用の生理的意義を明らかにし、3つのGGAの異なる機能を解明する。また、論争が続いているAP1とGGAのTGN−エンドソーム輸送における役割分担を明らかにする。

 

【本研究に関連する代表的論文3編】

1. Tomiyama, Y., Waguri, S., Kanamori S., Kametaka, S., Wakasugi, M., Shibata, M., Ebisu S., Uchiyama Y. (2004) Early-phase redistribution of the cation-independent mannose 6-phosphate receptor by U18666A treatment in HeLa cells. Cell Tissue Res. 317, 253-264

2. Wakasugi, M., Waguri, S., Kametaka, S., Tomiyama, Y., Kanamori, S., Shiba, Y., Nakayama, K., Uchiyama, Y. (2003) Predominant expression of the short form of GGA3 in human cell lines and tissues. Biochem. Biophys. Res. Commun. 306, 687-692

3. Waguri, S., Dewitte, F., Le Borgne, R., Rouille, Y., Uchiyama, Y., Dubremetz, J.F., Hoflack, B. (2003) Visualization of TGN to Endosome Trafficking through Fluorescently Labeled MPR and AP-1 in Living Cells. Mol. Biol. Cell. 14, 142-155

 

【今一番やりたいこと・言いたいこと】

少しやせて(やつれて)、それでも体力が回復してきたので「山登り」、そして「東北温泉めぐり」。