本 庄 雅 則 Masanori Honsho
九州大学大学院
理学研究院 生物科学部門
特任助手 理学博士
住所:812-8581 福岡市東区箱崎 6-10-1
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e-mail:
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【略歴】
1997年九州大学大学院理学研究科化学専攻修了
1997年九州大学大学院理学研究院にて科学技術新興事業団研究院
2001年ドイツMax-Planck-Institute(ドレスデン)に留学
2003年九州大学大学院システム生命科学府特任助手
2006年九州大学大学院理学研究院生物科学部門特任助手
【研究課題名】
細胞膜—エンドソーム間蛋白質輸送におけるプラスマローゲンの機能解明
エタノールアミンプラスマローゲン(プラスマローゲン)は脳や神経組織に多く存在するエーテル型リン脂質である。プラスマローゲンの欠損あるいは減少は、神経疾患を呈するペルオキシソーム病、弧発性アルツハイマー病、ニーマンピッグ病、加齢などで報告されており、神経細胞の機能維持に重要な役割を担っていると考えられる。プラスマローゲンの細胞内分布やその生理的な機能に関しては不明な点が多い。私達はモデルGPI蛋白質の局在様式がプラスマローゲンに依存していることを明らかにし、細胞膜からのエンドサイトーシス、あるいはエンドソームからの細胞膜への再輸送段階で、プラスマローゲンが何らかの制御機能を果たしている可能性を示した。本研究では、プラスマローゲンの輸送経路および細胞内分布を明らかにするとともに、細胞膜—エンドソーム間蛋白質輸送におけるプラスマローゲンの機能を明らかにする。
【本研究に関連する代表的論文3編】
1. Rajendran, L.
Honsho, M., Zahn, T.R., Keller, P., Geiger, K.D., Verkade, P., Simons, K.
(2006) Alzheimer’s disease b-amyloid peptides are released in association
with exosomes. Proc. Natl. Acad. Sci.
U.S.A. in
press
2. Schuck, S.,
Honsho, M., Ekroos, K., Shevchenko, A., Simons, K. (2003) Resistance of cell
membranes to different detergents. Proc.
Natl. Acad. Sci. U.S.A. 100,
5795-5800.
3. Honsho, M.,
Hiroshige, T., Fujiki, Y. (2002) The Membrane Biogenesis Peroxin Pex16p.
TOPOGENESIS AND FUNCTIONAL ROLES IN PEROXISOMAL MEMBRANE ASSEMBLY. J. Biol. Chem. 277, 44513-44524.
【今一番やりたいこと・言いたいこと】
プラスマローゲンの可視化。