Junken Aoki

 

東京大学大学院薬学系研究科

衛生化学教室

助教授 薬学博士

 

住所:〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1

Tel03-5841-4723

Fax03-3818-3173

e-mail: jaoki@mol.f.u-tokyo.ac.jp

URL: http://www.f.u-tokyo.ac.jp/~jaoki/0000.htm

【略歴】

1987年東京大学薬学部卒

1992年東京大学大学院薬学系研究科修了

1992年東京都臨床医学総合研究所

1994年東京大学薬学部助手

2000年東京大学薬学部助教授

 

【研究課題名】

新規細胞内型ホスホリパーゼA1による逆行性輸送制御機構の解明

 リン脂質をはじめとした脂質は、小胞の主要な構成成分であり、小胞輸送において重要な役割を持っていることは容易に想像できる。しかしながら、現在までリン脂質をはじめとした脂質の小胞輸送における役割はほとんど解明されていない。本研究では、特に、新規細胞内型ホスホリパーゼA1(PLA1)に着目し、本酵素の細胞内小胞輸送における役割を明らかにする。本研究で着目する細胞内型PLA1は、真核生物に広く保存され、また哺乳類においてはほとんどすべての細胞に発現していることから、細胞の普遍的な機能に関与しているものと考えられている。siRNAを用いた遺伝子発現抑制系、線虫の遺伝子破壊変異体等を用いた解析により新規PLA1を介した小胞輸送の分子機構を解明し、これまで未解明であった小胞輸送におけるリン脂質機能の一端を明らかにする。

 

【本研究に関連する代表的論文3編】

(1) Aoki J., Inoue A., Makide K., Saiki N. and Arai H. (2006) Structure and function of extracellular phospholipase A1 belonging to the pancreatic lipase gene family. Biochimie. in press:

(2) Inoue K., Arai H., and Aoki J. (2004) Phospholipase A1 -structures, physiological and patho-physiological roles in mammals-Lipases and Phospholipases in Drug Development: From biochemistry to molecular pharmacology.edited by Muller, G. and Petry, S.Wiley-VCH Verlag GmbH, 23-39

(3) Aoki J., Nagai Y., Hosono H., Inoue K. and Arai H. (2002) Structure and function of phosphatidylserine-specific phospholipase A1. Biochimi. Biochem. Acta. 1582:26-32.

 

【今一番やりたいこと・言いたいこと】

 他人がまねできないようなユニークな研究をしたいと思っています。しかし、現実は・・・・・・。