原田 彰宏
<群馬大学・生体調節研究所>
http://imcr.sb.gunma-u.ac.jp/lab/mcm/index.html
研究課題名:細胞極性の形成・維持におけるメンブレントラフィックの役割
概要:細胞の極性は細胞の機能や組織、器官の形成に重要である。極性を持つ細胞では多くの蛋白がゴルジ体やTGN (trans-Golgi
network)等で頂端側(apical)、側底側(basolateral)に分配、輸送され、その過程が極性の形成、維持に重要と考えられている。
本研究では、その分配、輸送に重要と考えられている低分子量GTP結合蛋白(rab8a,b)、SNARE蛋白(syntaxin3,
VAMP7)MAL蛋白(MAL, MAL2)等の遺伝子をノックアウトし、作製したマウスの細胞極性の形成、維持と、組織や器官の形成を解析する。また、作製したマウスが胎生致死になる可能性が大きいため、Cre-loxPを用いた組織特異的ノックアウトを行う。
また、極性輸送に関与する分子の新規同定も行っていく予定である。
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